感情は内臓が左右する
私たちの内臓は、感情を左右しているらしいです。
内臓の状態を自律神経が脳へ伝え、
脳がその信号をキャッチ、その状態を判断。
内臓の状態と、脳の判断が
あまりに乖離している場合、
自己効力感が低下し、
疲労感につながるそうです。
(予測誤差が大きい状態)
頭と心がバラバラな感じとは、
言葉通り、本当にバラバラだということになります。
内臓の状態をありのまま認識し、
「なんかピンときた」状態を
「虫の知らせ」「第六感」と呼ばれていて、
(予測誤差が小さい状態)
アイオアギャンブル課題では、
ギャンブルで「リスクがある」と感じる時、
脳よりも内臓の方が早く反応していることがわかったそうです。
内臓の状態を感じる感覚を
『内需要感覚』と呼び、
内需要感覚が高い人ほど、
直感的意思決定に対する影響が大きく、
外需要感覚の手がかりに同化されにくいそうです。
(外需要感覚:視覚などの五感)
脳というのは、基本的には
『受信機』だということがわかります。
なんとなく、ピンと来た、は、
脳よりもよくわかっている
内臓からのサインです。
参考文献
乾 敏郎.『感情とはそもそも何なのか』.ミネルヴァ書房. 2018. 210p