自信がない理由の1つはジャッジ 〜LINEのアイコン〜
先日、「LINEのアイコンによってその人がどういう人かわかる」という話を聞きました。
その方は20代で、一番いいのは何も設定しない、色を設定しているだけで、
自分の自撮りをしていたりするとナルシストとか、そういうジャッジをしているようでした!
私がその話を聞いた時に感じたのは、「真面目だなぁ」ということです。
「みんなそうしてるから」
「みんな言ってるから」
「人目が気になるから」
「変な人と思われたくないから」
日本人の真面目さの根源を見た気がしました。
評価を気にすると自信がなくなる
こういうジャッジって、日本では小学校の高学年頃から話題に上がってきて、
思春期の「イケてる自分でありたい」という思いも相まって、
「イケてない自分は封印しなきゃ」と窮屈になって、
自信がどんどんなくなるケース、結構ある気がします。
ジャッジの基準は曖昧
人間のジャッジの基準って曖昧です。
というか、人の脳って価値を測るようにできていないそうです。
脳に価値を測る機能が備わっていないから、何かと比較する必要があり、
比較した後の結論は、自分の経験値だったり、知識などに左右されます。
価値観はコロコロ変わるということです。
冒頭、私は「真面目」という言葉を使いました。
この「真面目」という言葉、
ポジティブに感じましたか?
ネガティブに感じましたか?
特に何も感じませんでしたか?
それは、あなたの経験値や知識に左右されるということです。
他人が自分をどう見てる?=自分が自分をどう見てる?
それから、人目が気になる=他人が私をどう見てる?ということですが、
自分が自分をどう見てる?ということでもあります。
他人は私をイケてないと言ったから、私はイケてない。
他人は私をイケてないと言ったけど、私はイケてる。
自分がどう思うかは、自分で選択できます。
「人目が気になる」のも才能
「自分をどうみるか」(人目が気になる)という感覚は、
内需要感覚が鋭いとも言えます。
内需要感覚とは、自分の体の内部の声をキャッチする能力です。
例えば、心拍数が上がってるな、腸の調子が良くないな、だったり、
嬉しい、悲しいなどの感情のキャッチが敏感にできる才能です。
この感覚が鋭い人ほど、他人との関係性を重要視しており、
アイコンタクトをとる傾向があることがわかっています。
「もっと鈍感だったらなぁ」と、この才能を悲観することもできます。
「じゃあこの才能を活かしていこう!」とポジティブに捉えることもできます。
自分で選択できます。
自分の嫌いなところって、だいたいが才能です。
自分の可能性を広げる
人目を気にしていると、どうしても自分の可能性を狭めてしまいがちです。
自分を相手に合わせるという選択肢もあれば、環境を変えるという選択肢もあります。
他人のジャッジが気になる場合、あなた自身も、自分をジャッジしている可能性大。
苦しいのは、自分が自分をネガティブにジャッジしていること。
「私にはできない」「私はイケてない」
目の前にいる人は、あなたの鏡です。
目の前の人があなたをジャッジしてると感じたら、
あなたが自分自身をジャッジしてないか、確認してみよう!
誰がなんと言ったって、
あなたが自分を魅力的だと言ったら、あなたは魅力的なんです。
自分を知ることは、自分の世界を広げるために大切なことの1つです。
参考文献
中野信子.『感情に振り回されないレッスン』.プレジデント社出版. 2023年, 677p